ブレイントラスト

禁断のレジスタンス 言いたい放題 やりたい放題のブログです。

娘に伝えたい事

私には、二人の子供がいます。

男の子と女の子です。

6年前に離婚してしまったのですが、殆どの子供は母親の方に付くものです。

病気が原因で離婚したのでは無いのですが、家族会議を開いて決めました。

離婚した妻には新しい生活が有るので、子供達とは距離を置く様にしています。

娘は医者なんですが、子供が医者だと言う事は、人から聞かれない限り言いません。

医者になった娘には、伝えたい事があります。

とても厳しい苦言ですが、きっと私のブログを見ている事でしょう。

 

娘よ。
お前は成績が良かったから、只それだけで医者になったんだ。
主人も医者だって、自惚れていたら駄目だ。
私が躁うつ病になった時、「解明するのは簡単なこと。生体脳解剖が出来れば良いんだよ」と言ったよね。
だから私は検体第一号と成って、精神医療に貢献しようと躍起になった。
その時お前は、何て言ったか覚えてるか?
「お父さん、もう頑張らなくていいよ。お父さんの意志は私が継ぐから」
私は感無量と成って、泣いたよ。
でもお前は、私を気休めで納得させる為に言ったに過ぎなかった。
私は失望したよ。
精神病が優性遺伝だと言う事は解ってるんだろう。
何時かはお前も発病する可能性が高いと言う事だ。
私が検体登録をする為に、お前に保証人に成って欲しいと頼んだけど
「ご要望には、お答えしかねます」と言ったよね。
お前だって解剖させて頂いた崇高な人達のお陰で、医者に成れたんだろう。
師 ポンペ・ファン・メーデルフォルトの言葉を忘れたのか。
「医師は自らの天職をよく承知していなければならぬ。
ひとたびこの職務を選んだ以上、もはや医師は自分自身のものではなく、病める人のものである」
医の心が無いんだっら、他の職業を選べと言う事だ。
初心に立ち返れ。愚か者が。
でも、躁うつ病が発病しても心配するな。
私の生き様が、それ自体が、精神病を克服した前例としてお前を救うだろう。

だから多くの人を救えるんだ。医者が全部偉い訳じゃない。

お前が妊娠した時、命を宿して幸せそうな顔をしていた。

自分を犠牲にしてでも、子供を育てようとする気持ちが湧いただろう。
医者は、自らを犠牲にする事で成り立っている。

生命を扱うとは、そういう覚悟が必要だろう。
全部無かった事にして、お父さんは死んだ事にして
お前は自分の精神の安定だけに価値観を置いている。

それで精神科医が務まるものか!

冗談じゃない。
医者なんて、やめちまえ!
そんなんじゃ、くだらん人生になるぞ。
覚えておけ!戯け者!