二コフに為りたい
イエスは ”神の者は神に、カイザルのものは神に返せ”といった。
そして優秀なものが世界を支配すれば良いという考えの権化として、
ローマの総督の前で、”私の国はこの世のものではない”と言ったのです。
ドストエフスキー「罪と罰」の、二コフと親友の会話を思い出しました。
「凍えて死にそうな旅人に、自分のコートを差し出せるか」だったと思います。
二コフは、「自分の命と引き換えに、旅人の命を救いたい」と言い
親友は、「大きな権力を手に入れて、多くの人を救う使命があるから此処で死ぬわけにはいかない」
「コートを半分に裂いて渡しても、どちらも命を落とすだろう」と言う。
当然、プーチン氏は後者でしょう。
電車に飛び込み自殺をしようとする人を助ける為に、亡くなられた人がいましたね。
多分、考えないで、本能で動いたのだと思います。(椎名林檎のように)
考えて悩み抜いてから、人の命は救えない。ましてや傍観者は、飛び込み自殺を迷惑としか思わない。
私は、ニュースを見る度に、ウクライナに行って死んでみようかとも思っております。